稲田コラム

稲田コラム

2018.11.02

肩関節脱臼は概ね前方脱臼と後方脱臼に分類されます。頻度的には前方脱臼が圧倒的

 

に多いです。青壮年層に多く今までの臨床経験ではママさんバレーでスパイクを強打した際

 

の負傷が多いです。ボールを打った瞬間腕が前方へ飛んでいく感じで肩関節が一定以上の運動

 

が出来なくなります。上腕骨骨頭部が鎖骨の下まで転位します。腕のふくらみは消失して三角筋が

 

凹んでで見えます。受傷時の応急法は紐やタオル等を首から患側を吊り下げし動揺を軽減します。

 

早急に医療機関への受診をお薦めします。時間が経過すると軟部組織が拘縮を起こし固まり整復

 

しにくくなります。病院等でレントゲン検査等のち麻酔下で整復します。結構強引に整復します。

 

質の良い経験豊富な整骨院でも整復した後病院等で検査して頂きます。レベルの高い整骨院は

 

上手に整復して固定します。今日はここまでです。