稲田コラム

稲田コラム

2018.08.31

膝関節の重度のO脚や歩行困難では人工関節を挿入する手術等があります。

 

膝関節を構成している大腿骨下端部と脛骨上端部を骨切術にて取り除き代わりに

 

セラミックやチタン製の人工関節を挿入します。メリットは前回お話した経験豊富な

 

執刀医が手術を施行した場合、劇的に痛みが軽減して歩行などが改善されます。

 

デメリットは膝関節は直角即ち90°しか曲がらなくなります。尚且つ研修医等が

 

かなりの部分を関与した場合は全部とは言いませんが痛みがそのままの残ることもあります。

 

のちに主治医等に痛みを訴えると

 

「再手術はできない。少しましになったのだから良しとしなさい、年だしね。」

 

結構あっさり言ってくれます。患者は残りの生涯をこの状態で暮らしていくのに。

 

少しリアルな話になってしまいましたが、これが現実です。私の義母の話ですから。

 

かなり反対したのですが病院に強い勧めで手術してしまいました。

 

皆様はこのようなことにならないように十分吟味し一考して下さい。

 

今日はここまでです。