ブログ

ブログ

2018.09.07

肩関節の痛みはしばしば頚椎の神経圧迫が原因で起こります。 頚神経は椎間板の圧迫や筋肉の過緊張により肩関節の後方から背中、腕にかけて 痛みます。肩関節周辺で起こる為前回お話した肩関節自身の痛みと勘違いします。 頚神経は首から背中、腋から腕といった神経の通り道沿いに起こります。 症状的には肩関節自身の運動制限より肩から腕にかけての鈍痛や痺れ感 首を痛い方の肩関節に向けると痛みが増長します。 ....

2018.09.05

今日は五十肩についてお話です。正式病名は肩関節周囲炎や凍結肩とも言います。 一般的には肩関節を構成している関節内に余分な石灰沈着がおこり関節の動きを制限、即ち 痛みを伴い酷くなると夜中に疼く等の夜間痛も引き起こします。痛いから動かさなくなり関節を 構成している筋腱、靱帯が拘縮を起こし余計に動かさなくなります。悪循環です。 病院等は関節に鎮痛剤や麻酔薬を注射して麻痺させた上で関節を強引に動か ....

2018.09.03

肩関節の痛みは種々其々です。大きく分けてスポーツ等による外傷性、五十肩等、頚椎の神経 圧迫による痛み等に分類されます。まずはスポーツ等による外傷性に起因するものからお話します。 肩関節の構造は上腕骨骨頭と肩甲骨烏口突起が接しこの周りを強靭な筋、腱、靱帯等で覆って います。どのスポーツ等でも肩関節に一番ストレスがかかる上腕二頭筋、三角筋、関節腱板に 痛みが発症します。急性期即ち痛みを感じてす ....

2018.08.31

膝関節の重度のO脚や歩行困難では人工関節を挿入する手術等があります。 膝関節を構成している大腿骨下端部と脛骨上端部を骨切術にて取り除き代わりに セラミックやチタン製の人工関節を挿入します。メリットは前回お話した経験豊富な 執刀医が手術を施行した場合、劇的に痛みが軽減して歩行などが改善されます。 デメリットは膝関節は直角即ち90°しか曲がらなくなります。尚且つ研修医等が かなりの部分を関与 ....

2018.08.29

膝関節の重度の症状で保存的療法を約3ヵ月継続して毎日施術したが改善が見られない場合 外科的手術を選択しますが、はっきり言って一か八かになる可能性があります。 術後本当に全く痛みが無くなり日常生活に全く支障がなくなる場合とそうでない場合(痛みが変わらない) があります。病院等で手術を受ける場合執刀医は高い技術力で完璧に近い状態で術式を行います。 しかし、如何せん人材育成の名目で経験の浅い研修 ....

2018.08.27

膝関節の退行性変性でO脚や関節半月板の磨り減りや骨棘等で発症した痛みで歩行困難や 歩行不能に陥った重度の場合外科的手術が必要になります。その際は十分考慮して 選択して下さい。外科的手術は最終手段と考えて下さい。まずは質の良い整骨院にて 適切な保存的療法を3ヶ月出来るだけ毎日通院して下さい。退行性変性した部位は元には 戻りませんが痛みは軽減する可能性があります。症状の軽度、中度の場合は痛みが ....

2018.08.24

一方、加齢による退行性変性に起因するものに変形性膝関節症があります。 変形性膝関節症には、大腿骨と脛骨が直接ぶつからないようにクッションの役割をしている 内外側関節半月板が加齢により磨り減り神経に触れて痛むものと骨が変形して骨棘という 骨に棘ができ神経に触れて痛むものがあります。整形外科等は関節半月板に鎮痛剤入りの ヒアルロン酸を関節へ注射します。関節軟骨に注射するので痛みを伴います。 ....

2018.08.22

膝関節痛にはスポーツ等の外傷性による痛みと加齢等の退行性変性による痛みがあります。 スポーツ等の外傷性に起因する痛みは膝関節に対して一時的に強力なストレスがかかった場合と 持続的に少しずつ弱力なストレスが蓄積した場合があります。 前者は前十字後十字靱帯、内外側副靱帯、内外半月板損傷があります。 後者はジャンパー膝、弾発膝などがあります。 前者は重度の場合は腱靱帯半月板関節再生術式手術を病 ....

2018.08.20

乳幼児1才~5才までは肘関節の構造が出来上がっていない為脱臼しやすいです。 脱臼といっても少しズレるくらいですが物凄く痛がります。 整形外科等で受診されレントゲン検査異常ナシ。湿布を貼って終わりや出来の悪い 整骨院は「捻挫です。」で電気治療して湿布貼って終わり。 こうした経緯で「子供が痛がるのでお願いします」と当日や翌日に来院されます。 因みに乳幼児の肘関節の脱臼の名称を橈骨輪状靱帯外亜 ....

2018.08.18

一般に脱臼とは関節の構造が崩れた状態を言います。 成人女性は男性に比べて関節構造が緩く動く範囲が広いことで脱臼し易いです。 一方、1~5才位までの乳幼児は自分自身が寝返りしたり、親御さんが手を急に引っ張ったり、 乳幼児が無意識や腕に力を入れていない時に肘関節が脱臼しやすくなります。 俗に「手が抜けたぁ!」は乳幼児では肘関節であることが殆どです。 今日はここまでです。